• Kazunori Wakao

『峠』上中下巻

読みごたえ:☆☆☆

負けた側の明治維新。新しい時代の到来を予感しつつも譜代藩に生まれた立場ゆえに、新時代へのワクワクと徳川家への義理の間で葛藤に揺れた越後長岡藩執政・河井継之助の話。

河井は戊辰戦争で幕府に付いて負けたが、おそらくこの当時の日本人のなかでも指折りの開明家で、維新後の日本がどうあるべきかという思想を明確に持っていた数少ない人物。

一貫した原理とビジョンを抱いて生きる姿にはおおいに感銘を受ける。

私はこれまでに4回通読しました笑

著・司馬遼太郎/新潮文庫