• Kazunori Wakao

『坂の上の雲』①〜⑧

読みごたえ:☆☆☆☆

「まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている」

明治維新によって近代国家になったばかりの少年のような国が、ヨーロッパの大国と血みどろの対決をし、どのように振る舞ったのかを描いている。日本史上類を見ない楽天家たちの知恵と勇気におおいに学び励まされる。

巻数が多く、また日露戦争の経過を詳細に追っているため読むのにはすこし根気がいるが、司馬作品の中ではもっとも学びの多い作品だと思います。司馬に慣れてきたらぜひチャレンジしてほしい。

著・司馬遼太郎/文春文庫